パート紹介

★翼

こんにちは! しゅよっくんだよ!

 

僕がだれかって!?
僕はアリクイをモチーフにした超人気WASA公認キャラクターだよ!
見ての通り主翼の形をしてるんだ!
えっ!? リブじゃないよ!
主翼を上から見た形だよ!
だから僕、全長26mもあるんだよ!(2016年のぼく)

 

 

 

人間なんて一口で食べちゃうよ(^^)

 

えっ体重!?
それは、ヒ・ミ・ツ

リンゴ何個分かなぁ?ふふっ♪
スリムになって背がのびたんだよ!
(翼弦長最大775,前年890,前々年1100)
たいむとらいある部門ではかなりおっきいよ!
(2016年は26m)

 

しかも大きすぎて邪魔だからって

いつもは胴体を9つに分離されてるんだ

飛ぶときには9つの胴体のほかにも翼端をつけて飛ぶんだ☆

かっこいいでしょ!

ん?翼班の話しろって?

じゃ、これでもよんどいて↓↓


あ,はい 話を振られました翼班です.

2015年に主翼班と尾翼班が統合され,翼班となりました.

人力飛行機では最も大きい部分「主翼」と,安定性や操縦性を司る「尾翼」を作っているパートです.

翼では揚力(飛ぶ力)の全てと,効力(空気抵抗)のほとんどが発生するため,飛行機の性能の上ではとても大切なパーツです.

なお,WASA鳥人間projectではカーボン製の翼フレーム関連の仕事は「フレーム・駆動系パート」が担当するため翼班は2次構造部材の制作を担当します.

WASAの主翼は超スパンであり,取り回しを容易にするため9つの小翼に分割されており,垂直尾翼と水平尾翼,合わせて11翼を製作します.

素材は主にスタイロフォームといわれる断熱材とバルサ製の各補強材です.プランク(2.0mm厚)は全スタイロ製です.

 

2019年度の翼班は計11人.(1年生5人,2年生6人)

35代はユーモアたっぷりの楽しい人がたくさん所属しています.

 

なお前年度は鳥人間コンテスト人力プロペラ機部門での優勝を目指し,スパンは30mでした.

そして今年は半リブも搭載予定です!!

WASAの34年にもわたる経験で確立された「信頼できる翼」の製作法を基礎に

新たな改良を加え,軽量かつキレイな翼を作りたいと思います.

Twitterでしゅよっくんが翼のことをぼちぼち呟いてくれています.

ぜひ見てみてください.(@M_wings)https://twitter.com/M_wings

 

 

★フェアリング

フェアリングパートの紹介を始めます!

まずフェアリングとは、

パイロットの周りを覆っている、いわばコクピットです!

パイロット周辺の空気抵抗を小さくする目的があります。

主に発泡部分と柱部分から成っていて、

柱は、スタイロフォームを1mm厚バルサでサンドしたものでできてます。

 

WASAのノーズ・船底等は、大きな発泡スチロールを削り出して作っています。

大・中・小の電熱線を順番に使い、大体の形を切り出したら、あとは滑らかな表面や曲線が出るようにやすっていきます。

WASAのフェアリングは、この発泡の表面の綺麗さが自慢です(*’ω’*)

熱線で発泡をさくさく切る楽しさは、皆さんに一度味わってほしいです!笑

やすりで滑らかにする作業も、白くて細かい粉まみれになって大変ですが、

なでなでして可愛がりながら,キレイなフェアリングができるように感覚を研ぎ澄ましてやっています!!

やっぱり白くなるのはフェアリングの作業の醍醐味です♪

 

着水した時に壊れなくてはいけないので、外形を出したら、内側もくり抜きますよ、かなり薄くなるまで…!

フェアリングは他のパートに比べたら飛行機としての役割は少ないけれど、

機体の顔になる部分なので、かっこよくて綺麗なものができるように、責任持って作っております(・ω・)♪

次にメンバーの紹介をしましょう!

フェアリングは現在、

2年生 男子2人,1年生 男子4人

の計6人のメンバーで活動してます。

男の子たちで仲良くやってます!フェアリングボーイズは優しい子ばっかりで嬉しいです笑

 

他のチームに比べて、フェアリングに人と時間をかけられているのも、WASAの特徴です☆

 

より空気抵抗が小さく、よりパイロットにとって居心地がいいフェアリングが作れるように、頑張ります!(^^)v

 

★電装

こんにちは!電装班です。

「人力」なのに電装といわれると何かピンとこないものがありますよね?

実は,WASAでは飛行機を操縦するための尾翼はモータを使って動かしています.パイロットが操縦桿を操作すると,その情報が電気ケーブルを通ってサーボモータに伝わり,指令通りに尾翼が動きます.この方式を「フライバイワイヤ」といいます.

また,ここ数年ではスポイラーという旋回時に気体をロール(傾ける)ための翼の装置を搭載しています.これも電気を使って動かしています.

飛行機の速度を測るための機速計や,プロペラの回転数計といった計測機器も作っています.これらの計測した情報はフェアリング内にある表示機器で表示され,飛行中のパイロットに機体の情報を伝えます.また,計測したデータは保存され,試験飛行などで解析することで機体の調整や改良に役立てられています.

これらのサーボモータや計測機器は,マイコンと呼ばれる小型のコンピュータで制御しています.マイコンを動かすためのプログラムも書いています.

 

このように,電装班では外からは見えないもののパイロットや設計者を支える大切な部分を製作しています.

普段はどこで活動しているのかというと,実は鶴巻町にある作業場ではありません.戸山キャンパスにある学生会館の部室で活動しています.他班とは違う場所ということもあり少々寂しいのですが,製作を頑張っています!

応援よろしくお願いします!

 

★プロペラ

やあみんな。

ご存知!プロペラ班の紹介だよ!

というわけで、プロペラ班は基本的にプロペラを作ってるパートだよ。それ以上でも以下でもないよね。

まあせっかく来たんだからちょっとおはなし聞いていきなよ。

あ、紅茶でいい?

さ、始めるよ。

まずさ、うちらの機体にはさ、プロペラが付いてるじゃん?

このプロペラの存在が鳥人間における「滑空機」と「人力プロペラ機」の違いにつながるわけだけれども、

どお?これ。一種の差別化だよね。(1)

もともと鳥人間じゃプロペラなんてついてなかったのよ。

それを偉い人が

「プロペラ付けたら長くとべんじゃね?」

って考えたのが始まりよ。今じゃ長く飛ぶ機体には大概くっついてる。

やばくね?新たな部門を創り上げるとか、時代のパイオニア以外の何者でもないよね。(2)

差別化マジやばくね?ポーターもびっくり。(3)

でさ、基本的に飛行機って前に進みたくないらしいのよ。

抵抗っていうの?なんかいくら進め!って思っても抵抗ってやつが邪魔するのよ。

だけどプロペラが動くとあら不思議。前に進むのよ。

今まであんなに嫌がってたのに。

つまりさ、プロペラだけが唯一機体を前へと進めてくれるわけさ。(4)

もうね。背中を押してくれるのはプロペラだけ。プロペラマジ優しい。けなげ。(5)

でさ、プロペラって回っているよね。しかも結構な速さでさ。もう先端なんかめっちゃ速い。

速すぎてヤバい。しかもそこそこ固い。固いものが高速で動くとかまじヤバイ。

もうね、プロペラから見たら飛行機なんて止まってるも同然。誤差。機速とか誤差。(6)

だけどプロペラけなげだから頑張る。誤差でも私が引っ張ってあげなきゃっ!って頑張る。(7)

もうね、泣くよね。イイ奴過ぎて逆につらい。

そんなプロペラなんだけどさ、実は結構手のかかる子でさ、うん。作るの大変。

何が大変って磨くのが大変。

実際プロペラって磨いてる時間が一番長い。

もうね、それはそれは磨く。無くなるんじゃないか!?ってくらい磨く。

でも無くならない。根はいい子だから。(8)

そんなこんなでプロペラは今日もいい子。

だから世間はそこそこ平和。

(1)鳥人間コンテスト開催当初は分けられていなかった。詳細は後述

(2)第9回大会において豊田飛行愛好会の石本豪氏がプロペラ機を用いた飛行で今までの記録を倍近く更新する最長記録で優勝。これにより第10回大会から滑空機とプロペラ機は部門を分けることになる。

(3)マイケル・ポーターとはアメリカの経済学者。著書「競争の戦略」において、3つの競争戦略のうちのひとつに「差別化戦略」を上げた。鳥人間とは関係が無い。

(4)実際には重力なども機体を前進させる働きをもつので、唯一という訳ではない。

(5)「背中を押す」とあるが、現在の鳥人間界ではどちらかというと機体を引っ張るトラクター式(牽引式)が主流。

(6)誤差ではない。プロペラ先端が他に比べ高速で動くことは確かだが、せいぜい機速の3から4倍程度。

(7)頑張るのはパイロットであり、プロペラではない。

(8)無くならないのは根かいいからではなく、その都度継ぎ足すから。これは製作方法によって異なるが、我々のチームでは塗っては削り、塗っては削りを繰り返し磨いてゆく。

 

★駆動

フレーム駆動パートだよ。
みんな僕たちのことを駆動、駆動って呼ぶけど、やってることの大半はフレームに関する作業だったりするよ。
翼やプロペラと違って、フレームって何を作っているのかイメージにしくいかもしれないけど、機体の骨格となる部分を作っているよ。人間で言うと骨みたいなものだね。
CFRPという炭素でできた軽くて丈夫な素材を使っているけど、削ると真っ黒い粉がいっぱい出るから、他パートからはちょっと怪訝な目で見られてるよ。
重要な作業なのにね(っД`)シクシク,,,
それから駆動というのはパイロットさんがペダルを漕いだ力をプロペラまで伝える機構のことだよ。
12年度からチェーンドライブって言ってチェーンで力を伝えるようになったので、自転車好きの人も楽しめるパートだと思うよ。
あと、どこのパートもそうだけど、駆動もみんな仲が良くて大きな唐揚げを食べたりイタリアンの食べ放題に言ったりしてるよ。
作業は先輩が教えてくれるし、特別な知識はいらないから理系でも文系でもだれでも大丈夫だよ!

 

 

 



「パート紹介」への3件のフィードバック

  1. 初めまして。私は今イギリスのバース大学で人力飛行機の設計をしている、松原舜也と申します。

    つい先日設計を始めたばかりなのですが、プロペラの位置を決めるところで躓いてしまいました。
    鳥人間コンテストの参加チームも同様に牽引式が多いように感じましたが、
    推進式ではなく牽引式が選ばれる一番の理由を、もしよければ教えていただけないでしょうか。

    低速で空を飛ぶ、と聞くと、ライトフライヤーのような推進式・カナードの飛行機を思い浮かべてしまうのですが・・・

    次回のコンテスト、がんばってください!

    1. はじめまして。早稲田大学宇宙航空研究会鳥人間プロジェクトで設計を担当しております森田と申します。

      私たちが推進式プロペラを採用しない理由、それは長くなるプロペラシャフトによります。人力飛行機は機体自体が軽いため、重心位置がコクピット付近になります。主翼が尾翼より前にある通常形を平面形として採用しプロペラ位置を尾翼より後ろとすると、プロペラへの伝達軸(私たちはプロペラシャフトと呼んでいます)がどうしても長くなってしまいます。長いプロペラシャフトは、機体運搬の際分割しなければならなくなりますし、回転時の振動による動力の損失も大きくなってしまいます。その点牽引式は分割の必要がなくシャフト自体が軽くなりますし、振動による動力損失も小さくできます。
      しかし、プロペラシャフトの問題が解決されれば、推進式プロペラは主翼やコクピットに乱れた空気を当てなくてすむという非常に大きな利点があります。さらに推進式と牽引式の中間をとった、通称中ペラ式という独特の方法があります。これは主翼と尾翼の間にプロペラを配置するというものです。こちらの方式も検討されてはいかがでしょうか?

      先尾翼を平面形として採用すると尾翼でも揚力を負担できるため、上手に設計すれば全体的な揚抗比は増加するはずです。しかし私たちのチームではルール上旋回する必要があるため、垂直尾翼モーメントアームを大きくとれない先尾翼形は不利と考えています。

      応援ありがとうございます。私たちは今年度大会に向けベストを尽くしています。皆様の期待に応えられるよう、一同これからも頑張って行きます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


早稲田大学宇宙航空研究会 WASA鳥人間Projectの公式HPです