39代代表挨拶

初めまして。39執行代代表の水本幸希です。

作業場の移転に伴い挨拶が非常に遅れてしまいました。もう3年生になってしまいそうです。

執行代が始まった直後、作業場を退去せざるを得なくなり色々ごちゃごちゃしてしまいましたが、OB・OGの支えもあり何とか移転にありつけました。ありがとうございます。

昨年は富士川で850mの飛び切りに成功しました。そして非常に知識と技術に富んだ先輩たちが引退し、39代が執行代となりました。今年はこの技術を引き継いで飛行場で飛び切りを成功させるだけではなく、琵琶湖でWASA記録を更新することを目標にしています。

39代と40代、そしてで38代と共に琵琶湖で飛べるよう、1年間(あと半年しかありませんが)全力で引っ張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。

早稲田大学 基幹理工学部 情報通信学科 2年
早稲田大学宇宙航空研究会 鳥人間Project39代代表 水本 幸希

Twitter: @21km43 https://twitter.com/21km43
GitHub: https://github.com/21km43

2022年度機体の荷重試験終了のご報告

皆様はじめまして。WASA38代構造設計の杉原大樹と申します。機体の設計は、空力設計と構造設計の2人で分担しており、構造は使用する桁の積層構成を決めたり、マウントやフレームなどの骨組みを成す部分を設計しています。

そのため、主翼桁の荷重試験を監督、指示することも構造設計の仕事です。今回は荷重試験の様子と、その結果を報告させて頂ければと思います。よろしくお願いします。

今年の荷重試験は2月9日に、西早稲田キャンパスの59号館にある工作実験室を借りて実施しました。主翼のスパンと天井高の関係から、早稲田大学で実施可能な場所はここしかないのが現状です。

また、今年はコロナの影響で2年ぶりの荷重試験実施となり、中心とな38代のメンバーは手順や準備の流れを全く知らない状態でした。そのため、当時のことを知る方々に多くお聞きし、なんとか準備を進めてました。

試験の全体図

今年は31.5mに及ぶ歴代最大のスパンなので、実験室のスペースをいっぱいに使って実施しました。

荷重試験では、主翼桁に水を入れたペットボトルと吊るし、飛行時にかかる荷重を再現します。

ペットボトル

実験により、左右でたわみの大きな違いが無かったことが確認できました。一方、たわみが計算より大きくなることも判明しました。

ひとまず、桁から怪しい異音が無かったこと、事故や怪我がなく終えられたことに安心しました。

同時に、たわみが大きくなった原因や、試験場所の検討など、来年の代へ引き継ぐべき課題が多く見つかりました。チーム内で共有し、改善しなければなりません。

今後は4月23日に実施予定の全組試験へ向け、各班で協力し、機体を作り上げていきます。変わらずのご声援よろしくお願いします。

最後に、荷重試験にご協力いただいたOBOGの皆様、試験のために場所を貸してくださった工作実験室の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。誠にありがとうございました!

 

構造設計 杉原大樹

38執行代代表挨拶

初めまして。38執行代代表の加藤千聖です。

去年は新型コロナウイルスによるサークル活動禁止の影響で、私自身もこのサークルに入会することができたのは去年の10月のことでした。その後も何度も活動停止の指示が出る中、先輩方はあきらめずに機体を琵琶湖のプラットホームまで押し上げてくれました。そんな先輩方の姿からは、多くのことを学ぶことができました。学んだことを活かしつつ、自分らしく運営をしていけたらなと思います。

38代は例年に比べて人数の少ない代です。支えてくれる周りの人たちへの感謝を忘れず、仲間を大切にできる代表になりたいです。そして、38・39代のみんなには、このサークルで活動ができて良かった、そう思ってもらえるようなサークルにしたいです。

同期や後輩と一緒に、自分たちの手で作り上げた機体が琵琶湖から飛び立つ姿が見れるように。これまでWASAの先輩方がつないできてくれたバトンを後輩たちに渡せるように。これから1年間全力で駆け抜けていきますので、どうか温かく見守っていただけると幸いです。

 

早稲田大学創造理工学部総合機械工学科2年

早稲田大学宇宙航空研究会 鳥人間Project38代代表 加藤千聖

37執行代の引退に関して

こんにちは。37執行代代表の木下です。長らくブログを更新しておらず失礼しました。先日、第43回鳥人間コンテスト2021が終了し、37執行代は引退する運びとなりましたのでご報告させていた だきます。

37代に執行代が引き渡されたのは昨年の8/13のことでした。新型コロナウイルスの影響で半年ぶりの活動再開となったものの先行きは不透明なまま。今まで引っ張っていただいていた36代も8/12をもって引退の決断をされ、まさしく37執行代は暗闇の中で始まりを迎えたと言えると思います。それからというもの、何度もコロナの影響で活動停止の指示がでるなか、必死で作業を進めていく日々が続きました。その中でも非常に大変だったのは次の2点でした。

1点目は何度も鳥コンの辞退を考えたこと。鳥コンには書類審査という難関さえくぐり抜ければ、よほどのことがない限り出場できるのが普通でした。しかし今年は、鳥コン直前の春ごろに活動制限が敷かれたことで、多くのチームが苦境に立たされました。審査に合格しているにも関わらず、出場辞退という英断を下したチームがあったことも記憶に新しいところだと思います。自分たちの鳥コンに出たいというエゴと、パイロットの安全を天秤にかけることはあってはならないことです。本当は全員鳥コンに行きたいのに、何をもって鳥コン出場に耐えうる条件がそろったと言えるのか、何をもって辞退するべき状況とするのか、部内で議論するのは正直かなりつらかったです。最後まで逃げずに話し合いに参加してくれたチームメンバーには感謝していますし、結果的にパイロットが無事に帰ってきたことはその賜物だったと思っています。

2点目は鳥コンに行ける人数が制限されたこと。新型コロナウイルスの感染が収まらないなか、大会を運営するにあたって非常に重要な措置であったことは理解していますし、私が今から申し上げることはそれを批判するものではないことは明言しておきます。しかし今まで苦楽を共にしてきた同期や後輩を置いていくことを断腸の思いで決断したことは、消えない私の汚点です。設計や製作側の仕事が機体を鳥コンで飛ばすことなら、代表の仕事は鳥コンにメンバー全員を連れていくための運営をすることだと思っています。それにも関わらず、私は全員を連れていくという職責を果たすことができませんでした。いけなかったメンバーには大変申し訳なかったと思っています。

だいぶ暗い話を書いてしまいましたが、それでもこんな時代を乗り切り、プラホから機体を送り出せたことは、37代として、代表として誇りに思っています。37代と作業場で一緒に笑い合い、ぶつかり合い、そして最後の鳥コンで号泣したことは、忘れられない思い出です。あきらめる理由は星の数ほどありました。しかしわずかに残ったあきらめない選択肢を選び続け、この奇跡の日々を駆け抜けて、琵琶湖までたどり着けたのは、一緒に戦ってきたのが他でもない37代だったからです。37代だったからこの羅針盤なき航海をやり遂げることができました。本当にありがとうございました。

公式ブログでのあいさつにも拘わらず、かなり37代向けの内容になってしまい申し訳ございません。末筆となりますが、まずは37執行代の運営にご協力いただいたOBGの皆さま、本当にありがとうございました。コロナによる活動停止で様々なノウハウが消失する中で、37が鳥コンにたどり着けたのは皆さまのご教授のおかげだと思っています。そして未来のWASAに向けて。先行きが未だに見えない状況ですが、どうか当たり前に鳥コンを目指せる世界が訪れることを祈っています。そして君たちも、我々と同じように、琵琶湖で笑って鳥人間生活を終えてください。これからのWASAの歴史にも、幸多からんことを願って。

 

早稲田大学教育学部理学科地球科学専修3年

早稲田大学宇宙航空研究会 鳥人間Project 37代代表 木下岳

2021HPA春季交流会のお知らせ

この度早稲田大学宇宙航空研究会WASAは2021HPA春季交流会の主催となりました。オンラインで3/7に開催いたします。申し込みフォームは以下のリンクとなっております。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSepabTqQHV0EdTzyoObIHk2E9hDKRveJbJsVz_s8kNBabMI5A/viewform?usp=pp_url

交流会資料につきましては

[email protected]

まで添付ファイルとしてお送りください。

たくさんのご参加をお待ちしております。