はじめまして(…ブログでははじめましてではないんですが())!
代が変わったことやら夏の試作のことやらなんやらブログ書こう書こうと思ってたんですけどね…
いつの間にかコートを出さなきゃいけない時期になってしまいました.
改めまして17執行代ペラ班長になりました齊藤です.
「けーちゃん」って呼んでくれる人がほとんどだったのに最近は「けーさん」って呼ばれることの方が多くなってきて不思議な感覚です()
現在プロペラ班は17執行代4人と18執行代6人の10人で楽しく作業させていただいています.前回の交流会ではペラ部屋混雑原因となってしまいましたね…
さてさてこの夏から今にかけて行った試作について少しずーつお話ししていこうかと思います.
今回は「変形防止リブ」についてお話ししようと思います.
多くのスタイロ充填方式でプロペラを作成してるチームさんでは木製のリブと充填材が入っているかと思います.
しかし,16 年度までの WASA のペラには,「リブ(木製リブ)」が入っておらずスタイロだけでプロペラを形作っていました(写真左下).
この製法は,リブ分の軽量化が図れる反面,
・真空引きしたときにリブが踏ん張るわけではないので変形が起こりやすい(大げさに示すととこんな感じ↓)
・変形が起きにくい部分がないので治具でしか正しい形がわからない
・後縁の位置わかりにく!!!!
のようなデメリットが生じます.
これによって翼型の再現性が低下への懸念があるため,今年度はリブを挟むことにしました.
こうすれば仮にスタイロが変形しても後縁位置の把握はしやすいですね.
その試作が写真右にあるものです.
変形防止が目的であることから,
・ある程度強度があるものがいい
・エポに浸ることなどを考えると液体が浸透しにくいものがいい(?)
ということで1mm 厚のヒノキをレーザーで切り出して採用しました
積層前のテストピースが初めの画像右上,そして積層したテストピースがこちらです!
やはりヒノキリブの部分が少し見えますかね…
しかし治具で確認してみるとヒノキ部分の変形は見られなかったので「変形防止リブ」の役割は果たされていたと考えられます.
また,成型時に後縁が非常にわかりやすく以前より後縁の成形が容易でした.
今日はとりあえずここまでで失礼します
来月から本番ペラ製作に入っていくので気合い入れていこうと思います!
今後ともWASAプロペラ班をよろしくお願い致します。