折れていったエンドミルの追悼①

駆動フレーム班30代パートリーダーのなかむらです。はじめまして。

駆動フレーム班では3/22(土)に控えた荷重試験に向けて作業を進めています。
(同時並行で駆動部製作も行なっていますがそれはまた次の機会に…)

活動再開から1ヶ月経たずに荷重試験を行うのはしんどいですが今年はこいつがいるので順調に進んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CNC!!
originalmind製 kitmill rd-300です。

いわゆる卓上NCフライスです。スタイロでもバルサでもプラスチックでもカーボン板でもパソコンで描いた形通りに部品を切り出してくれるすごいヤツです。

ただこいつにつけるエンドミルが折れるんです。

人はエンドミルを折ることで成長するんだ!

と誰かは言いました。半年で4本も折ったのでだいぶ成長できたと思います。

そこで今回は今まで犠牲(成長の糧)になったエンドミルたちの勇姿をとともに振り返ります(ここで折れた刃は全て刃径2mmのエンドミルです。)

①はじまりの1本
このエンドミルは僕が初めてひとりでCNCを動かした時に折れた思い出深い1本です。テーブルに両面テープで固定していた材料がずれたことに焦った僕は慌てて一時停止をクリック…したと思ったら押したのはスピンドル停止でした。

当然CNCはエンドミルを回転させずに動き続け、2秒後にはエンドミルは亡くなられました。


CNCも順調に使えるようになり、カーボンを切るのにも飽きたなぁと思っていた頃のことです。駆動部の肉抜きをCNCで行いたいと考えていたのでアルミを削って見ることにしました。削ったものは作業場に落ちてた謎のアルミ板(おそらくA2017かA7075だと思います)インターネットで情報を集め、送り300mm/min 切り込み 0.1mmで加工しました。

すると
びびびっっびbbbbbbb
盛大な音が。これがうわさに聞く”びびる”ってことか。と焦らずにCNCをとめ、エンドミルに問題が無いか確認しようとしたその時

ぬ、抜けない!?
チャックを緩めてもエンドミルが抜けなくなりました。焦る。全く動かない。どうやら焼きついてしまったようです。

スピンドルの買い替えも頭によぎり、ペンチで掴んで抜こうとしました。折れました。

その時はエンドミルのことなんて全く考えていませんでした。ごめんエンドミル。
(その後スピンドルの後ろからステン棒で押し出す方法でなんとか外せました。)

長くなってきたのであと2本あるのですが今日のところはここまで。続きは今度にします。

エンドミルの墓標

大事なことを書き忘れるところでした(-_-;)

参考文献
http://www.originalmind.co.jp/products/kitmill_rd

 

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