2012年を振り返って..

こんばんは、29代チーフのSatです。あと一時間で2013年になりますが、年の瀬に最後の更新ということでちょっとだけ2012年を振り返ろうかなと。

今年は突然の設計者交代から始まり、設計ミスの発覚によりプロペラと主翼の制作が大幅に遅れました。一時はロールアウトが5月になるのかと思っていましたが、無事に4月中に第一回試験飛行に漕ぎ着けることができました。

新歓では予想の二倍(60人)の新入生がコンパに参加してくれたりして、嬉しかったですね。優秀な一年生もいるので来年以降も楽しみです。

ここまでは順調だったのですが、今年のWASAは例年とは違う二つの経験をしました。まずは鳥コン落選。これには私自身、とてもショックでした。しかしもう長い間結果を残していないチームのWASAが落選するというのは当然の結果だったのかもしれません。二つ目は度重なるクラッシュを経験したことです。左右の翼で揚力差があったり、重心位置が合っていなかったりしたことが原因でした。
最終的には記念飛行で中~長距離フライトを成功させ、交流飛行会では観衆の前でそれなりのフライトを披露することができ、WASAのメンバー皆が成長できたのかなと思っています。
イレギュラーなことがありましたが切り替えるために、これから中心となっていく29代にとってはチャンスだと考えて以後活動をしていきました。その成果が以後の活動に現れていると思います。

二年目に突入した設計者の経験値が2013年度機体の設計に生かされているのはもちろんのこと、クラッシュをどう防ぐか、クラッシュしてもいかに損傷を少なくするかを様々な点で考えていきました。また、スケジュール管理も厳しく設定しました。年内の荷重試験実施とフレーム完成、3月中のTF実施をチェックポイントとして作業を進めています。
12月には「トリガール!」の作者中村航さんとのコラボ企画を実施するなど、新たな試みをしたのも29代の特徴だとおもいます。

2012年をざっと振り返るとこんな感じでしょうか。当たり障りのない内容になってしまいましたが、WASAの活動を少しでも知ってもらえたら幸いです。

先日、2013年の鳥人間コンテスト開催が決定しましたね。WASAは2月の説明会に参加しようと考えています。年が明けたら鳥コンへ向けてより一層活動に力を入れることになるでしょう。ブログの更新頻度も上げていきたいと考えているので読んでいただけたらとおもいます。

それでは、来年もWASA鳥人間プロジェクトをよろしくお願いします。
良いお年を!

29代 チーフ Sat

P.S.関係ないですけど、NHK技研の本気は見ごたえがありますね。弟は相変わらずガキ使を見続けてますが(笑)

駆☆動☆会!(飯テロ注意)

駆動のイソハタです。
今年も駆動パート名物の「海峡」での駆動会を今年も行いました。

「駆動会」を知らない人へ
駆動会とは、駆動の人間が優雅にお食事をする会で、WASA内でも有名ないイベントです。
年に数回しか行われないので、駆動会を楽しみに日々の作業をしている人もいるとかいないとかいないとか…

今回もお馴染み高田馬場駅付近の「海峡」という居酒屋さんで「伝説のから揚げ」を人数分食べてきました。

今年の参加人数は11人なので、11皿のから揚げを注文しました。

パーリー「唐揚げ11皿ください」

お店の人「一皿4個ですよ」

パーリー「だから11皿です」

お店の人「えっ」

パーリー「えっ」

例年の駆動会に懲りてフライヤーをパワーアップさせたのか、今年は昨年の数倍のスピードで矢継ぎ早にから揚げの皿が運ばれてきました。

駆動パートがお店の厨房のパワーバランスを変えてしまった…


一度に来ると冷めるのが早いのでこちらも負けじと応戦します笑

から揚げを一皿平らげない人は発言権がありません。

滴る肉汁と油を全て吸収したえびせんも強敵。もはや油を吸ったクッキングシートのようでした。


ダチョウの鶏肉を使ってるんじゃないかと思うくらいデカい

なぜか主翼の30代も別卓でから揚げにチャレンジ、既にクリアした駆動の先輩が苦戦する後輩の隣でデザートを食べるの図。

今回も凄く楽し(苦し)かったです。別の用事で参加できない30代の子がいたので、近々また駆動会をやるかもしれません。
写真見てたらお腹減ってきた…

『トリガール!』とコラボ企画進行中!

web担当のイソハタです。遅筆でスミマセンm(_ _)m
少し前にtwitterでつぶやきましたが。
現在、早稲田キャンパスの17号館地下ブックセンターで『トリガール!』フェア?のようなものをやっていて、WASAもそれに便乗させていただいています。


事の発端は「第8回読書マラソン早稲田賞授賞式」という企画で、『トリガール!』の著者である中村航さんがいらっしゃることになり、何かコラボできないかと考えてできたものです。
その結果、ブックセンターの一角に翼やプロペラを展示させて頂くことができました。
早稲田キャンパスではまず見る機会が無いと思うので、是非一度見に来て頂きたいです!
――――――――――――――――――――――――――――
展示期間 11月24日(土)~12月21日(金)間もなく終了!
時間 10:00-19:00 (平日)
10:00-17:00 (土曜日)
場所 17号館地下1階、ブックセンター
――――――――――――――――――――――――――――
12月14日に行われる授賞式の詳細はリンク先にあります。
学生、一般の方、誰でも無料で参加できるそうです。
中村航さんトークセッション、サイン会もあるようなので興味のある人はこちらも是非!
第8回読書マラソン早稲田賞授賞式&中村航さんトークセッション+サイン会 開催!
中村航さんのblogのイベントページ
最後に展示の写真を載せておきます。(写真は12月6日時点のものです。)
主翼

プロペラ

駆動パーツやWASAのパンフレットもあります。

一棚全部トリガール!随所にWASAのポップが

――――――――――――――――――――――――――
twitterで人気?だった運び込み日の様子
理工キャンパスから本キャンパスへの輸送中

人目を惹きまくり(笑)

このようなイベントを機に、WASA鳥人間プロジェクトをもっと沢山の人に知ってもらえたらと思います。
ブックセンターの方、関係者の皆様本当にありがとうございます。

荷重試験報告

こんにちは!設計の森田です。先週の土曜日の荷重試験について報告します。

まず最初に、荷重試験の結果をお知らせします。

1Gを無事クリア。1.3Gの直前にて両重りが地面に付き、中止となりました。

主桁を取り付けられる高さの限界まで取り付けましたが高さが足りず、さらに計算よりも200~300mmほどたわみが大きかったため、想定していた荷重まで行きませんでした。(1.5Gはほぼ地面につくのが確実であるという計算結果ではあった)

予想以上にたわみが大きかったのは、計算に含めていない(含めろよ!)かんざし、フランジの重量に寄るところが大きいと思われます。飛行時はこの重量が、たわみを減らす方向に働くので、飛行時ではほぼ設計通りのたわみになるはずです。

しかも、重りは想定機体重量(29kg)より6kg重い35kg設定ですので、かんざし重量等合わせて考えても、今回1.3G overは確実で、他チームの荷重試験基準と照らし合わせても

十分成功

と言えるでしょう。

さてさて、様子の紹介をしていきましょう。

まず、荷重試験の様子を60倍速でどうぞ。

朝、静けさの漂う理工キャンパス

さぁ、材料実験室に突入するぞ!

土台を固定し、主桁を土台の上に固定します。
ちょっとその前に、今年度新設計の主桁取付部を大公開!高剛性(ゴツい)の取付部です。(実はまだきちんとやすり終わってないのでケブラーぐるぐるなのです)

主桁取り付け中…

取付けて、土台にのせるとこんな感じ

荷重をかけていきます…

そして1G

10.3m/s巡航、最高速度12m/sにして広角しないと入らないこの”超”スパン。

これが、今年度WASAの機体の主桁だ!

別アングル

1.3G。地面につきました

This IS the REAL TAWAMIIIIIIIIIIIIII!!!!!!!!!!!!! YEEEEEEAAAAAAAHHHHHHHHHHHHH!!!!!!!!!!

最後に、荷重試験自重、1G、1.3Gを合成してみました。