web担当のイソハタです。
記念飛行をもって28代は引退し、今週から僕たち29代が現役の代となりました。
28代の先輩方からコメントをいただいたので少し長くなりますが掲載させて頂きます。
★28代チーフより★
お久しぶりです。早稲田大学宇宙航空研究会鳥人間プロジェクト28代チーフの加藤です。
OB・OGの皆様、学校関係者の方々、そしてメンバーの保護者の方々、2012年8月4日を持ちまして、我々28代は引退しました。2012年度チームは異例続きで、設計者の不在、鳥人間コンテスト書類審査落ち、作業場の縮小等と、どれもサークルの将来を不安にさせるようなものばかりでした。特にサークルの活動目的である鳥人間コンテストの書類審査落ちはメンバーのモチベーションを削ぎ、新入生達にもこれからの目標を見せることができなくなり、次の代には大きな課題を残してしまいました。我々は先輩方、学校関係者の方々、そして保護者の方々の応援なしでは今年は乗り越える事はできなかったでしょう。この一年間、応援していただきありがとうございました。
これからは29・30代が鳥人間プロジェクトのチームとして活躍していく事になります。我々28代は先輩方への恩返しのつもりで29・30代のチームを全力で応援します。これからチームとして困難や障害に立ちふさがる事もあると思いますが、その際はOB・OGの先輩方、大学関係者の方々、そしてメンバーの保護者の方々にはご協力いただけますようお願いします。
最後にWASA鳥人間プロジェクト2012年度チームを応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。どうか2013年度チーム、そしてこれからもWASA鳥人間プロジェクトの応援お願いします。
★主翼PLより★
前主翼PLの小島です。
まず最初に、もう一度感謝の言葉を言わせてください。
2年前の琵琶湖で鳥人間の素晴らしさを教えてくれ、WASAを続けるきっかけを作ってくれた26代の先輩方。
1年間引っ張ってくれ、仲良くしてくれ、琵琶湖に連れて行ってくれ、素敵な思い出を作ってくれた27代の先輩方。
1年間付いてきてくれ、したってくれ、支えてくれた29代のみんな。
試験飛行に来てくれたり、様々な方法で応援してくださったOBの方々。
そして、主翼の設計とか、機体デザインとか、好きなことをやらせてくれた、辛いときも、楽しいときも一緒に鳥人間やってきた28代のみんな。
すべての人に感謝しています。
応援練習も、つなぎ係も、寒い冬の外作業も、春の終電作業も、試験飛行も、大富豪も、ここでは語り切れないくらいたくさんの大切な思い出ができました。
2年前の琵琶湖から「鳥人間やりきって、胸を張って、心から泣いて笑って引退」が自分の中での夢でした。
みなさんのおかげ達成することができました。
満足して引退を迎えることができました。
2年間半本当にありがとうございました。
鳥人間であったっことは自分の中で一生の誇りになると思います。
ここからは、29代へのメッセージかな?
知ってる人も多いと思うけど、自分は好きでPLやってました。
一年のときからPLになろうと考えていました。
PLになって作業やパート運営を頑張ってこそ胸をはれる鳥人間になれると思っていたからです。
PLになってからは、鳥人間のすばらしさをみんなに味わって欲しくて、やりきってほしくてなるべく作業に来やすいように、楽しめるように努めたつもりだったけど、今ではちょっと独りよがりだったかなって思っています。
主翼の何人かには春休みに話したけど、もっと早くみんなと腹割って話せてたらなって後悔しています。
それでも、みんな作業来てくれてホントに助かりました。独りだと全然作業進まないのに、みんなが来てくれるとものすごいはかどりました。
終わってみたら、自分が頑張ってPLやったから満足して引退できるんじゃなくて、みんなと一緒に作業して、時には遊んで、楽しみながら主翼を作れたからだと気づきました。
作業頑張った全員が鳥人間でした。
ホントにありがとう。
そしてあと一年間あっという間だと思うので、悔いのないようにがんばってください。応援してます。
まだまだ全然言いたいこともあるけど、なんだか全然上手くまとまらないのでこの辺で。。。
★尾翼PLより★
3年28代尾翼パートリーダーの広岡和真です。
あっという間の3年間でした。
引退した今だから言えることですが、作業が予定通りにこなせなかったり、自分の技術不足や無知が引き起こした失敗など多々あり、先代のパートリーダーに比べて自分はなんて情けないんだろうと悩むことが本当に多かったです。
そんな中、同期が夜遅くまで作業する姿や尾翼パートの後輩達が作業に打ち込む姿を見ることで何度も励まされてきました。
本当に言葉では言い表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。
自分がチームのために貢献できたかはよくわかりませんが、この3年間とても楽しかったです。
本当にあっという間でした。
ありがとうございました!
★プロペラPLより★
28代プロペラPL山村華乃子です
2年半お疲れ様でした。
たくさんの人に支えられて最後まで続けることができました。
みんなにはすごく感謝しています。
私は先輩が大好きでWASAに入りました。26代の方々はとても輝いていてカッコ良かったし、27代の方々はとても優しくしてくれて素敵な先輩でした。
そんな先輩たちに憧れて楽しく鳥人間生活を過ごしていました。鳥コンが近づくにつれて先輩たちがいなくなってしまうのはとても悲しくて、また自分が先輩たちのように立派な先輩になれる自信もなくて不安でした。
代替わりしてからはプロペラ愛だけでただひたすらに走り続けた一年でした。
綺麗なプロペラを作りたい!
プロペラパートを楽しいパートにしたい!
この2つを目標に頑張ってきました。
忙しい中時間を作って作業に来てくれるのがとても嬉しかったし楽しかったです。
途中何度もハプニングに見舞われ、プロペラに受難の相が出ているっ!と言われたら壷を買ってしまうくらい悩んだ時期もありました。
たくさんの人に助けてもらい無事ロールアウトすることができましたが、自分のことで手いっぱいで後輩に何もしてあげられなかったなと申し訳なく思っています。
それでも、後輩が尊敬してますと言ってくれてて嬉しかったしありがたかったです。仲間に恵まれているなと実感しました。
良いPLではなかったけれど慕ってくれて最後まで付いてきてくれて本当にみんなには感謝しきれないくらいです。
みんなで作り上げたプロペラを一年生や先輩方など様々な人に『今年のペラきれいだね!かっこいいね!』と言ってもらえて私のプロペラ人生は最高なものになりました。
29代PLは私以上のプロペラ愛を持っているので今年以上のプロペラを作ってくれると期待しています。
大変なこともあると思いますが、私が感じたようにやってて良かったと思えるプロペラ人生を過ごしてほしいです。
がんばってね。
最後になりますが、みんなに一番伝えたいことは
『機体で一番かっこいいのはプロペラです!!』
★フェアリングPLより★
28代フェアリングパートリーダーの西田です。OGになってしまいましたが、最初で最後のブログ投稿をします。
記念飛行の感想ということですが、この場を借りて今年のフェアリングの紹介をさせてください。
構造はほとんど去年と同様です。
去年と違う点は、
・インテイク、アウトレットを無くしたこと。
・窓に貼っていたミレファン、塩ビ、メッシュ(網戸)をコージンフィルム、PET板、スチレンペーパーに変えたこと。
・柱の一部を切り取ったドアを作ったこと。
・発泡の表面処理を白のオラカバからフィルムに変えたこと。
等ですかね…
性能的に良くない点は多々あります(暑いとか狭いとか…)。
それでも例年通り綺麗なフェアリングに仕上げることが出来ました。
今年のもう一つの特徴は機体に大きく入れたデザインです。
28代主翼パーリーさんにデザインを考えてもらい、オラカバでそれぞれ切り出して貼り付けました。
大変だったけど、達成感も大きかったです。
お陰様でたくさんの人にかっこいいと褒めてもらえて、デザインをしてくれた小島くんにとても感謝しています。
私達は毎年フェアリングに、女の子の名前をつけています!
今年の名前、遅くなりましたが公表させてもらいます。
機体名”Re:ach”の意味[届ける]から、漫画『君に届け』より、
「爽子」と名付けました。
純粋で真っ直ぐできれいな爽子は私のフェアリング像に合っていたのと、
爽子の気持ちが風早君に届いたように、鳥コンに出られなかった私達の気持ちが後輩を通じていつか誰かに届いたらいいなという願いを込めて名付けました。
恥ずかしかったので誰にも言ってないけど…笑
フェアリングの紹介はここまでにして、本題の記念飛行の感想に入ります。
デザインをした機体にパイロットが乗ったのを見てまず感動し、
その後きれいに飛んで、無事に止まる機体を何回も見て感動し、
胸がいっぱいになりました。
ここまでやってきてよかったなーというのが率直な感想です。
本当にありがとうございました。
来年も後輩達が素敵なフェアリングを作ってくれると思います(*^^*)
今後ともWASA フェアリングをよろしくお願いします。
★フレーム&駆動PLより★
パーリーだったけど特に作業とか出れなくてパーリーらしいことは何も出来なかったらのが少し心残りで残念だけと、パーリー不在でもしっかり作業をこなしてくれた皆には感謝してます。
皆いつも楽しそうだし、結構いいパートだったと思うよ。これはこれからも引き継いで欲しいです。真面目な時は真面目に、ふざけるときは思いっきりふざける、これが大事なんじゃないかな?
何はともあれ、駆動にいれたことはいい思い出さ!
★28、29代設計者より★
設計の森田です。
記念飛行を終えて、まず思うことは「きちんと飛んでくれて良かった」ということ。
今までの試験飛行、機体がなかなか飛ばず、設計者という立場からしても辛い状況が続いてきました。
しかし、最後、記念飛行にて、やっと「飛んだ」と言えるフライトに持って行けて本当に良かったです。
28代の方々の引退を経て、僕たち29代の番となりますが、今年度得ることが経験を活かし、WASAをさらに進化させていきたいと思います。
28代の方々、本当にありがとうございました。
29、30のみんな、頑張ろう!
<記念飛行で撮影した集合写真>

28代の先輩方、3年間お疲れ様でした!
そして、これからも29&30代を宜しくお願いします!