翼接着!

ども、フレーム・駆動パートです。

なーんか、うちのパートの記事って、がっつり作業しているところが載る事がないですが、2011年最後の最後までまじめに作業していたのはフレームパートなのですよ!

さてさて、今年度も始まりました、翼接着

そう、主桁とリアスパを接着する作業です。

まずは「みんな大好きコネクタやすり」w

パイプ径に合わせて、カタツかなくなるまでひたすら手やすりを続けるこの作業、早速発狂しながらやっていました。

昨年度同様、やすりの神様「やっちゃん」は降りてくるのでしょうか?(やっちゃんを知りたい人は昨年度の記事へ)

できたコネクタは接着剤を塗って、ビニテでぐるぐる巻きにして圧着。

そして、硬化のためにハロゲンランプとともに登場するのが「スタイロ製翼箱」!!!


寒い冬の夜をコネクタちゃんのために温めるのです。

WASAで唯一スタイロが本来の目的(断熱材)として使われるシーンではないでしょうか?

どうにか年内に外翼完成。

年明けからは2翼展開で作業を進めます。

(今までは1翼展開だったけど、2012年の駆動は一味違うぜ!)

という訳で、2011年最後の作業でした。

2012年も皆さん頑張りましょう(^▽^)/

主翼作業報告

ま、まぶしすぎる!!

これがベルトサンダーの威力かっ!!
(注:まぶしいのはハロゲンです)WASA新兵器ベルトサンダーのご紹介です今回、作業効率の向上の為にベルトサンダーを導入いたしました
しかも二台!!

なかなか販売してるお店がないなか、
おじいちゃんの家にあったというなんともラッキーボーイなPMと、
必死に探し回ってくれた尾翼PLのおかげで確保することができました。

写真は主翼のお手伝いをしてくれているペラPL

2人同時作業が可能だから
さむーい冬でも短時間で外作業が終わるのだ

ただし、ベルトサンダーが二倍なら粉塵も二倍、、、

しっかり掃除はして帰ります

駆動会

はじめまして、ヤスリがけと盛り切りしか作業をしないまま年を越してしまいそうな駆動パート29代のササクラです。

先日パートリーダさんからこんなメールが送られてきました。

「12月に入りすっかり寒く動会!ってきましたね。皆さんは以下お過ごしでしょうからあげ!

ところで皆さん、12月と言えばなんでしょう?

冬休み?ク動会リスマス?

いやいや12月と言えば駆動会でしょう!

からあげという名のクリスマスチキンでしょ!(ry…」

そうです。ご存じ(?)駆動会の招集メールでした。

※駆動会とは駆動パートのメンバーで行くお食事会の事です☆

今回の舞台は居酒屋”海峡”。いつからの伝統だか知りませんがここで唐揚げを食べるのが駆動の伝統だそうです。

こちらが問題の唐揚げ。

とても美味しそうですね。いや実際とても美味しいのですがいささか大きい。いや、とても大きい!!ここの唐揚げは拳を上回る特大サイズの唐揚げなのです ( ゚ Д ゚!)

と、ここまでならただのグルメリポートになってしまいますね。どの辺が駆動会なのかというとコチラ

この唐揚げ4個が駆動会では一人前なのです。

因みに今回は13人で来店したためこの皿を13皿注文。

店員さんも驚いていました。

店員:「ご注文はお決まりでしょうか?」

PL:「じゃあ、取り敢えずこの”伝説の唐揚げ”13皿お願いします。」

店員:「じゅ、13皿ですか???」

PL:「はい、13皿お願いします(キリッ)」

お店のフライヤーを駆動のテーブルで独占してしまいました。海峡さんスミマセンでした。

(最後の一皿は注文から1時間半ほどしてから来ました)

小食のボクは2個で諦めかけましたが、駆動パート内では食べた唐揚げの数=発言力という暗黙のルールがある?ようなので死ぬ気で4個食べました。(アッカラアゲノカミサマガミエル・・・)

そんな、脳まで油で満たされかけた僕が最後の一片を口にいれるころ、隣のテーブルでは

豆腐ハンバーグのごはんセットが注文されていました。

因みに左の人?は既に4個の唐揚げを胃におさめています。

恐るべし駆動・・・女子?(゜д゜;)

こちらの楽しげな席もいつの間にかテーブル上に唐揚げ以外の料理が色々と

その後はテンションの上がった次期設計者(残念)がラピュタネタで先輩からいじられました。

演技の指導中。(灰色の服が設計者)

「セリフ覚えられない…」

そして、クライマックス

「私がラピュタ大佐だ!!」※ムスカ大佐です。

他にもトイレに行く人に対して「どこへ行こうというのかね?」や店員に対して「3分間待ってやろう」など練習するも何故か終始半笑いなので全くさまになりません ┐(´д`)┌

しまいには「どーも、駆動一残念な男です」と自ら言い張る始末。聞くに堪えない発言の連発だったのでこの辺で割愛しますが、今回も残念さを惜しげもなく披露してくれました。

そんなこんなで参加者全員がノルマの4個の唐揚げを完食し無事、駆動会が終了。

個人的にはかなり辛い作業でしたが、作業場とは違ったテンションで先輩と話もでき、ああっという間のお食事会でした。

こんなことばかりしているから駆動は他パートから気持ち悪がられているのかもしてませんが、駆動は何事にも一途で不器用なのだと暖かい目で見てもらえると幸いです。

皆仲良し29代!(*^o^*)

最後に、唐揚げを食べるのに必死で先輩(28代)の写真が殆ど撮れていませんでした。スミマセンm(_ _)m

以上、イベント以外の通常作業もブログに書いていったら、他パートの目も少しは変わるだろうにと思ってるササクラでした。

尾翼活動夏~理工展

はじめましての人ははじめまして。以前試験飛行の反省のブログ記事を読んでいただいた方々はお久しぶりです。尾翼パートリーダーになりました広岡です。あの時は次期パートリーダーでしたが、今はもう現パートリーダーです。

もうだいぶ前のことになってしまいますが、理工展までは来年の鳥コンに向けて製作の確認のために練習翼作ってその後試験翼作ったりしてました。

今はテールと翼との接合部のカーボンの厚さを変更(2mmカーボン+2mmバルサ+2mmカーボン→4mmカーボン)を試してみたり、トラック詰め込み用の土台の設計やったりしてます。あとは本番用にスタイロスライサーやったりエトセトラ・・・

じゃあいろいろ試験翼でやったことがあるので紹介しましょうーヾ(*´∀`*)ノ



手前が目白祭と理工展展示用に一年生だけで製作した垂直尾翼、奥がその間に二年生が製作した水平尾翼です。

垂直尾翼は一昨年のRe:sの時の翼を、水平尾翼はいろいろいじったRe:s’onの時の翼です。試験翼では以下のことを行いました。

・リブ間隔を広くした

・肉抜き

・プランク厚の変更

・リブ立ての変更

・桁キャップの変更

が主な変更点ですね。

後縁材が黒くなっているのはカーボンじゃなくてガラスクロスに黒の塗料を混ぜて着色しただけです。展示用。

まず、リブ間隔についてですが、本番用のリブ本数を左右1本ずつ減らしてリブ間216mmとしました。結果的にこれくらいの間隔で大丈夫、ということがわかったので本番でも200mm前後にするでしょう。

次に肉抜き。これは元主翼PLさんが製作した主翼の肉抜き(ブレーシングワイヤー位置とか)用エクセル(詳しいこと、本来の使い方は主翼PLさんが書いてくれるでしょう)を尾翼用にいじってもらったものを使いました。肉抜きの位置、リブ厚に対しての肉抜き径などはF-tecさんのを参考にさせていただきました。F-tecさんありがとうございました。今回の肉抜きは製作上の問題点などの確認のためですし、それに肉抜きリブは解析できてませんので本番ではやりませんが、その次の本番(2013年度)では肉抜きリブが使えるよう解析をしていこうと思っています。

次にプランク厚。主翼と同じく3mmから2.5mmへ。これは結果的にうまくいったので本番でもやります。

・次にリブ立てです。これは今までと一番違いますし、他のリブ立てについも書きたいので別の記事で詳しく書くつもりです。

簡単に言うと固定用マスターの廃止。レーザー墨出し器の使用。基準リブと基準治具。改善点はありますが、これによって基準がしっかりするので今までよりも前縁、後縁ともに比較的簡単綺麗に出せると思います。あとは固定用マスターを作らなくて良いので製作時間の短縮や長期的に見てコストの削減(シナランバーを買わなくて良い)とかでしょうか。あとは垂直を見ることができるのでテールの取り付け部の垂直出しの基準として使うことができる、モックアップの時とか使える、などいろいろ応用できるのでレーザー墨出し器はあると便利だと思います。安いのでもまあまあ使えます。

次に桁キャップ。これは桁キャップをバルサからスタイロに変えたのですが、リブ立ての時良いことがないのでバルサのままとします。

試験翼については以上でしょうか。

続いて取り付け部についてです。カーボンの厚さを変更(2mmカーボン+2mmバルサ+2mmカーボン→4mmカーボン)し、荷重試験を行いました。大丈夫だったので本番でもやります。

リブ立てについて、翼土台について、それと今考えているプランク切り出しについてはまた別の記事にするつもりです。

じゃあまた!

イッピー!(・口・)ノ

主翼一年翼(再)

再提出レポートof1年翼
どうも、前に12式試作内翼改の記事を書いたPK16です。
Blogの記事を書いて、『これはパートリーダーから「よくやった。褒めて遣わす。」とのお言葉がもらえるぞ。』と思い、
悦に浸りながら家に帰ってPCを開いたら、下記のようなメールが届いておりました。
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12式試作内翼改、通称1年翼についてのレポート再提出について
To PK16殿
From 28代主翼パートリーダー
PK16殿のレポートを採点した結果、下記のような点が見られたので、
このレポートの再提出を命じます。
なお再提出期限はこのメールの該当欄に記されており、これを過ぎたものは失格とします。
PK16殿のレポートに見られた点
・29代が何年生か示されていない
・自分たちで完成させたという自己満足に浸っており、レポートではなくただのエッセイになっている
・12式試作内翼改を12式内翼改といった誤記が見られる
・「たとえば2コマ続きのドイツ語の時間に後縁材の肉抜き設計を行った件、
また毎晩10時まで作業に献じて、その後の成績が大炎上した件など」といったレポートには不適当な事柄および、
「どやっ」などといった不要な単語が含まれている
・軽量化の試みの結果が書かれていない
・結果がないため考察もない
以上の点を直し、11月11日23時59分までに************.****.co.jpまでにレポートを再提出しなさい。
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まさかここまで厳しく採点されるとは

ともかく、パート内で絶対の権力を握っている主翼パーリーの勅令が出た以上、
主翼パートに所属する私としては実行しないワケにいかないので
もう1度マジメに12式試作内翼改、通称1年翼について書きたいと思います。
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12式試作内翼改、通称1年翼について
written by PK16
基本データ:
製作者:WASA鳥人間プロジェクト29代(現1年生)9名
主桁全長:1660mm
使用したリブマスター:12式試作内翼矩形部(設計by28代PL)
リブ本数、11(フルリブ*7、ハーフリブ*4)
リブ厚:フルリブ10mm、ハーフリブ6mm、
リブ間隔:Box部(エンドリブから次のリブまで):183mm
それ以外:150mm
後縁材:断面が40mm*5mmの直角三角形になっているバルサ材を使用
トラス肉抜き、ラッカー塗装済み
その他:桁の都合上、12式試作内翼(夏休みに製作した試験翼)と異なりリアスパーレス翼
昨年度からの変更点
・リブの肉抜き
軽量化のために、11本のリブすべてで肉抜きを行う。主桁穴、フロントスパー穴、リアスパー穴以外は
1年生のみで、肉抜き穴の位置を決定(飛行予定のない試験翼なので、肉抜きに関しての強度計算は必要なしと判断)
また強度不足ではないかという心配からフルリブを6mmから10mmに変更。
・ハーフリブの挿入
前縁部の強度を維持しつつ、軽量化をするため、ハーフリブを挿入した。
このとき後縁材接着時やリブの歪みの心配からからリブ間隔を狭め、リブ本数を昨年の9本に2本加えて11本とする。
・後縁材の肉抜き
トラス肉抜きを施した。このとき幅40mmのバルサ材に28mm*28mmの直角三角形の穴を開けた。
製作に関しての成功点
え?何かあったっけ?…えーと…
・展示用としてはある程度の見栄えの良さを実現できた!?
・1年生全員が最低リブ1本を製作し、そのうち7人はこれから10mmスタイロフォームのリブを製作できるようになった
・その他、1年生が多くの作業をこなせるようになった(おそらく…)
製作に関しての問題点
・スタイロフォームの消費量が翼の大きさの割にとても多かった。
・製作後のリブの保存状態が『非常』に悪かった。
・28代PLがいないときの作業の精度が非常に悪かった。
・肉抜きした後縁材の強度がとても弱くなってしまった、また後縁が歪んでしまった。
・リアスパーがないため、リブ立て時にフロントスパーにアルミパイプを差し込んでもリブが固定されなかった。
・リブ本数が増えたため、作業効率が低下した。
・各種肉抜きに時間がかかった。
・フルリブが10mmになった上、リブ本数が増えたために…
翼全体の重さが重くなった!
考察
・ハーフリブの挿入をWASAで行った場合、WASAの翼はもとからリブ間隔が広いため、結局リブ本数が増えてしまう。
・後縁材の過度な肉抜きは後縁の歪みや、後縁材の強度そのものを弱くする原因になる。(あたりまえ)
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こんなものでしょうか?
えーと、はい、前回記事で書いた「軽量化への努力」もといダイエットの顛末は「重くなった」ということになります。
何にせよ、
こんな顛末とはつゆ知らず、わざわざ理工展にこの1年翼を見に来てくれた来場者の方々や
こんな阿呆な結果となった1年翼を真剣に見つめて、アドバイスをくれたOBさん方々に、感謝の意を表したいと思います。
どうもありがとうございました。
最後に1年翼のリブマスター以外の設計を行った29代某H氏の言葉を借りてこの記事を締めくくりたいと思います。

「リバウンドって怖いね!」