第5回試験飛行報告

改めましてこんにちは。設計を担当します森田です。

連投になりますが第4回試験飛行報告に引き続いて、第5回試験飛行報告の筆を執らせていただきます。

5月5日に行われた第5回試験飛行において、前回破損した箇所を修復、強化し、前回の試験飛行を受けて短距離、中距離と息巻いておりました。

が、結果はジャンプできず。。。当初原因不明で試験飛行場での対応がなかなかできずに未練の残る試験飛行となってしまいました。
しかし、今回の結果より得たものも多く、次回以降のセッティングに活かせるものがありました。

動画をどうぞ

今回右ロールが激しく出たのは、風の影響と、右翼の抵抗が左翼の抵抗に比べて大きいことが原因としてあげられます。製作上の問題により右翼のピッチ角が左翼のそれに比べて大きくなっているためです。ローリングモーメントは翼間での結合により調整しています。

この問題は以前より問題として上がっていたため、新歓合宿により挟む土日に試験飛行のない5月の3週目4週目を使って修正する予定です。あくまで試験飛行回数は減らしません。

また大きなピッチ下げですが、重心位置ではなく(飛行場での重心測定により重心位置がずれているわけではないことはおよそ確認済み)、垂直尾翼の傾きにより、垂直尾翼がピッチ方向にモーメント成分を生じていたことが主な原因と考えられます。ざっと計算したところ、ヨーモーメントを押さえるための垂直尾翼操舵によって、水平尾翼にしておよそ0.5°程度のピッチダウン操舵に相当する力が発生する事が分かりました。これも次回試験飛行までに修正します。

この結果よりこの機体はかなり水平尾翼の応答が良いことが分かりました。ちょっと効き過ぎかなと思うので重心位置を少し前気味にして対応しようと考えています。

今回の試験飛行報告はここら辺で締めくくりたいと思います。
次回こそ、美しく飛ばして見せます!

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